どくしょむ

読んだ本からグッときた一節を書き出します。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

誰も懲りない

中村珍 太田出版(2014) ・私は私の代で家族を作ることは絶対にやめようと思いました それは まだ見たことがないずっと見ることがない私の家庭を守るためです

地下室の手記

ドストエフスキー (訳)江川卓 新潮文庫(1969) ・ぼくは意地悪どころか、結局、何物にもなれなかった---意地悪にも、お人好しにも、卑劣漢にも、正直者にも、英雄にも、虫けらにも。かくていま、ぼくは自分の片隅にひきこもって、残された人生を生きながら、…

聖なる怠け者の冒険

森見登美彦 朝日文庫(2016) ・「君は自分に嘘をついている。怖がってるだけだよ。本当は正義の味方になりたいんだろ?そうだろ?なりたくてたまらないのさ。そうに決まってる」35p